書籍発行（6月）

「前書きから」
・・・・・・・・従来道路施設の建設に当たっては，現場打ちコンクリートが多用されてきていた。種々の示方書や指針類も現場打コンクリートが暗黙の裡に基本となっている。プレキャストコンクリートはあまり多用されてこなかったと言って良いだろう。しかし，コンクリート工合理化の要求，熟練技能労働者の大量退職の時代を迎え，現場打ちコンクリートのみでは，現実の建設に対応できない事態に至ろうとしている。
・・・・・・・・今回の改訂によって，指針がさらに大きく役立つものになると期待している。なおこれからさらに引き続き改善点を見つけより適切な指針への改訂作業を続けてゆく予定である。本指針が技術指針として大いに利用されるとともに，発注者（購入者）のニーズと道路ＰＣａ工の特性に相応しい利活用の仕組みが構築され，道路ＰＣａ工の発展基盤として役立つことを願っている。

　道路プレキャストコンクリート工技術委員会　委員長　宮川　豊章　

 

『道路プレキャストコンクリート工指針（第２版）』のパンフレットは左記のアイコン（PDF）をクリックでご覧いただけます。